さて、新年ももう5日ですね。今日から仕事始めの方も多いのではないでしょうか?
皆さんは帰省中、久しぶりに会うご家族との会話を楽しんでこられましたか?実は先日、こんなご質問をいただきました。
『テレビを見せるのは良くないと言われるのはなぜですか?』
うーん、確かに。テレビを見せるのはあまり良くないとはなんとなく知っているものの、それが“なぜ”なのかがわからない。もっともな質問です!
というわけで、本日はメディアの話。
テレビやゲームなどはバックグラウンドで流していても、教材として意図的に流している場合でも子どもの脳に悪影響を及ぼすことが、米国小児学会の研究でわかっています。
また、1時間視聴時間が延びる毎に、7歳になったときに注意欠陥障害を起こすリスクがなんと10%も増えるそうです!!こわいですね…
これはメディアは一方通行のものだからです。
親子で会話をする機会を奪ってしまうのですね。
それだけではありません。
テレビをたくさん見せていると、感情表現が少ない、自分から言葉を発しない、視線が合わない、他人が近寄ると避ける…などの自閉症に似た行動が見られるようになるそうです。
そして、気になるのはゲームの影響。親御さんがやっているゲームのセリフを覚えて、友だちに対して意味も分からず『死ねー!』などと言う子が増えています。
これはとっっっても悲しいことです。
乳幼児期の過度なメディアへの接触は百害あって一利なし!ですね。
あっ!と思いあたったら、少しずつでもいいので意図的にテレビなどと接する時間を減らしてみましょう。流しっぱなしをやめることからでもいいのです。
もちろん、子どもに制限しているのですから、親御さんも我慢して下さいね。
テレビやゲームをやめて、家族と会話をする時間が増えると、乳幼児期だけではなく、生涯に渡って良好な家族関係が築けますよ(*^^*)♡
Category 専門家コラム 2015.01.05