『先生、最近うちの子まったく言うことを聞いてくれないんです!』
…というのは保育者としてはよく聞くお話です。
それもやはり、2歳のイヤイヤ期が始まった頃。
そこで私はあえて、“おめでとうございます!成長した証ですね!”というようなことを伝えています。
確かに、なんでもかんでもイヤイヤ!と言われたり、されたりするのは困ったものですが、ちょっと視点を変えて見てみてください。
イヤイヤ!が出てきたのは自我が出てきた証。
それまでは動物的本能で、無意識のうちに過ごしてきたものが、無意識の壁を破ろうと頑張って、物心を育てようとしているのです。
物心とは、世の中のことや人の感情を理解しようとする心のこと。
“これがこういうことなんだな”とわかり始めるのは3歳くらいだと言われています。
だからこそ、3歳までの時期はその子の性格の基礎を作る大切な時期。
『三つ子の魂百まで』ということわざにもあるように、3歳までの性格の根底は100歳になっても変わらないのです。
大変だとは思いますが、イヤイヤ期の時にも『この子は今物心をつけよう、人間として成長しようと頑張っているんだなぁ』と客観的にみてあげてください。
でもそんなこといったってずーっと温かく見守ってなんていられない!と思うことでしょう。
それでいいのです!そんな時にはぜひ保育者に相談してください。
親御さんとはまた違う目線でアドバイスをしてくれると思いますよ(*^^*)!
もちろん、私でよければいつでも相談してください(*´∀`)!
新年、また新たな気持ちでお子さんと向き合ってみて下さいね♡
Category 専門家コラム 2015.01.03