今日、とてもびっくりしたことがありました。
ある一人のお母様から『うちの子発達障害があるみたいなんです…』と相談を受けたのです。
詳しく話を聞くとつい先日病院にいってAD/HDだと診断されたと言うのです。
私はまさに青天の霹靂。え!?と驚いてしまいました。
確かにその子は上のお姉ちゃんと比べるととても活発だしアクティブ。でもきちんと話も聞けるし、活動にも集中出来る。もちろん興奮することもあるけれど、毎回走り回って活動の邪魔をするということはまったくない。集中する対象が違うのは一人一人の好き、嫌いがあるので興味のないことに長々と集中出来ないのは普通の事。
私は明くるくてどんな時でも自分を表現できる事はその子の性格・個性だと思っていました。
今まで担任してきたAD/HDの子たちと違うということも、そう思った要因の1つだと思います。
(ちなみに歴代の担任たちも驚いていました。)
でもお母様はあまりにも上の子とタイプが違うその子の事をかなり心配していた様なのです。
障害の有無は年齢が小さければ小さいほど判断が難しいのは確かだし、成長して差がでることもあれば、成長するにつれ健常児と変わらなくなることもある。
でも長年保育者として大勢の子と関わってきた私としては、お医者さんの判定ってどうなんだろう?と思ってしまう気持ちがあります。もちろん私も障害のプロではないので否定する気は毛頭ないけれど、10分、20分見ただけで判断するのはちょっと疑問に思ってしまうのです。
はじめての場で緊張したり興奮したりするのは当たり前だと思うのですが…
自慢じゃないですが、この年になると明らかに何かあるという子、生育環境によるものだなという子、その子の性格・個性だなと思う子の見分けはつくつもりです。
我が子について不安を持つ保護者の皆様、出来ればすぐに専門機関に行くのではなく、まず担任に不安なことを相談して欲しいと思います。相談していただければ私たちもプロとして包み隠さずお話しし、アドバイスをすることが出来ると思います。
(実はここだけの話、専門機関に行くと必ず何かしらの病名がつくことが多いということは保育者の間では有名な噂です(“軽度”なんたら~とか)。)
悩みは沢山あるかと思いますが、子どもの将来のため、色々な角度からの意見を聞いてみてください。
そして、私でよければいつでも相談にのらせていただきますよ!
子どもたちが個性を大切に、自信を持って世界に出ていけるような人になれるよう、援助していきたいですね!
長文失礼致しました。
Category 発達 2014.12.08