「口の周りを舐めてしまって荒れる一方です。どうしたらいいですか?」
という質問をいただきました。
この時期、街中でも口の周りを真っ赤にしている子を見かけることがありますよね。
大人が「止めて」と言ってもなかなかやめてくれない子どもたち。
いったいどうしたらいいのでしょう?
目次
まずは口の周りを清潔にしてあげましょう。
飲んだものや食べたものが口の周りに残っていると、かゆくなったり、乾燥しやすくなったりと、べろべろと舐めてしまう環境を作り出してしまいます。
食事のあとは必ず口を拭く習慣を身につけさせましょう。
口を拭いてキレイになった後は、唇の乾燥ケアをしてあげましょう。
この時期はただでさえ、乾燥していて唇が切れやすくなるもの。
唇の乾燥も、口を舐めることに繋がります。
舐めて潤そうとするのですね。
しかし、これでは”舐める→乾燥→舐める→乾燥→舐める・・・”の悪循環に。
より悪化してしまうことにもなります。
こまめにリップクリームを塗るようにするなど、唇の乾燥ケアも行ってあげましょう。
赤く荒れてしまった子どもの口周りは、見ているだけでも痛々しいですよね。
普通はそこまで長引くことはありませんが、”なかなか良くならない・・・”と感じたら、皮膚科を受診しましょう。
皮膚科で処方されたクリームを使って、様子を見てみてくださいね。
皮膚科のクリームを塗っても良くならない、舐めるのをやめられない・・・そんな様子が見られたら、それはもしかしたらチック症状の1つかもしれません。
「え!?これもチック!?」
と思われるかもしれませんが、”口の周りを舐める”というチック症状も多数報告されているのです。
チックは指摘するとかえって意識してしまい、やめられなくなってしまう、もしくは別のチック症状が追加されてしまうことが多いです。
決して「やめなさい!」と言わないようにしてくださいね。
※チックについては後日詳しくご紹介します。
目に見えるからこそ気になる、口の周りの荒れ。
うこちらでつい気になってしまいますが、こちらが気にしなければいつの間にか自然にやめていることが多いもの。
口周りのを清潔に保ち、乾燥に気をつけることであっという間にキレイに治りますので、安心してくださいね(*^-^*)