おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳とココロ脳”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
男の子と女の子、「育て方が全然ちがう!」という声をよく耳にします。
確かに、男の子と女の子とでは成長の仕方が違うので、「全然ちがう」と感じることもあるでしょう。
しかし、中には”男の子だからこんな風にしなくちゃ!”という根拠のない説が一人歩きしていることがあるなぁと感じます。
今日はこれまで3000人以上の子どもを見てきた幼児教育者が、
”本当に男の子と女の子の育て方は違うのか?”
を検証します!
あるお母様から、こんな相談をいただきました。
「近所の方から、”男の子は5歳半まで何も言わず、押さえつけないほうがいい”と言われました。
”そうしないと、思春期になってから大変になるから”と言われたのです。
だからあまり強く注意していないのですが・・・これでいいのでしょうか?」
結論から言うと、”男の子は5歳半まで何も言わず、押さえつけないほうがいい”という根拠は何もありません。
むしろ、しっかりと伝えないことにより、目線の合わない子になったり、話をきちんと聞けない子になったりする可能性があります。
幼児期は心の根っこ、土台をしっかりと構築する時期です。
その時期に、しっかりとした世の中のルールやマナーの基礎ができなければ、その先の成長にはなかなか繋がりません。
また、幼児期にあまり注意してこなかったものを、小学生になった途端にいきなり注意の仕方を変えるなどということが果たして可能でしょうか?
例えそれが可能であっても、子どもにとっては親の態度が急に変わったことで、不信感を持ったり不安になったりする可能性があります。
男の子だから、女の子だから・・・という枠には囚われることはナンセンスと言えます。
これらを踏まえ、幼児教育者として多くの子どもたちと接してきた経験から検証すると、大切なことは”男の子だから””女の子だから”という性別で判断するのではなく、
『その子にあった育て方(接し方・注意の仕方)をする』
ということです。
男の子だろうと女の子だろうと、ダメなことは毅然とした態度でしっかりと目をみて伝える。
流れ作業のように伝えていては、伝えたいことが半分も伝わっていません。
そして、子どもは一人ひとりがちがうもの。
それを考えると、『子どもの育て方は一人ひとり、みんな全然違う』というのが正解なのです。
”男の子、女の子”という括りで育て方が違うというのは幼児教育者からするとおかしなこと。
性別での育て方ではなく、目の前にいる子の性格や個性などをきちんと把握し、しっかりと向き合いながら、その子なりの育て方を見つけてあげてくださいね!
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2017.05.18