グローバルに育つということを考える。vol.3~帰国子女学生さんへのインタビューから~

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ホンジュラスからの帰国子女、上智大学国際教養学部に通うけんさんに、自分の経験やグローバルに育つということについて答えていただいているインタビューも今回が最終回!

※前回、前々回記事はこちら↓

Vol.1「グローバルに育つということを考える。vol.1~帰国子女学生さんへのインタビューから~」

Vol.2「グローバルに育つということを考える。vol.2~帰国子女学生さんへのインタビューから~」

自身もスペイン語、英語、日本語の3か国語を話せるけんさん(以後K)に、外国語習得について伺ってきました!

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外国語習得に必要なことは?

せかいく(以後せ):昨今、日本では日本人向けのインターナショナルスクールが増えてきていますが、その中で外国語習得にあたって必要なことはなんだと思いますか?

けんさん(以後K):周りの環境が日本語なのに、学校の中では英語という、”学校の中だけ”というのは難しいと思います。

なぜなら、僕自身もそうでしたが、「外国語が楽しい!」と思うのは、大概”学校の外で”だからです。

”外”で初めて通じた!という時の喜びが、楽しいに繋がり、外国語習得への意欲を持たせるのだと思っています。

本当にグローバルに育てたいと思うなら、学校の外で異文化に触れさせる機会を作ったり、外国語に触れる機会を親が積極的に作るべきではないでしょうか?

もし、日本人対象のインターを作るなら・・・?

せ:なるほど。”子どもをインターに通わせている”というだけで、満足する親も少なからずいることは事実ですので、学校の外でも機会を作るのは、外国語習得に重要なことなのですね。

では、もしけんさんが日本人を対象にしたインターを作るとしたら、どのようにしますか?

親御さんは外国語をあまり話せないけど、子どもには話せるようになってほしいというような思いを持つ方を対象としたような・・・

Kさん:え!?難しい質問ですね・・・(笑)

せ:すみません(笑)

Kさん:う~ん、僕ならまず、親の習慣を変えますね。

せ:親の習慣?

Kさん:はい。例えば、親と定期的に面談をして、「今月は外国語を学ぶためにどんなことをしましたか?」などと目標を持ってもらって、それに向けて何をしたか話してもらいます。

外国人の友達と話す環境を作ったとか、なんでもいいのですが、子どもだけではなく、親も努力することが必要ですから。

あとは、インター同士の交流を図るなど、とにかく学校以外で外国語を使う場を作ります。

せ:なるほど。インターに子どもを通わせているからと言って満足するのではなく、親自身も外国語を使う環境づくりに努めるべきなのですね。

最後にもう1つだけ!

せ:答えにくい質問にもお答えいただきありがとうございました!

最後にもう1つだけ、よろしいですか?

日本の保育では、子どもが何かいけないことをした時には、対応として、1対1で「どうしてそうしたの?」「今どんな気持ち?」「何がいけなかったの?」などと、質問をしたり、答えを促したりしている場面が多いのですが、ネイティブの先生を見ていると、「Time out!」と言って椅子などに座らせているだけという光景が見られることがあります。

(もちろん、先生によっても違いはありますが。)

これだと、子どもたちは何がいけなかったのかわからないのでは・・・と感じるのですが、どう思われますか?

Kさん:う~ん、個人的にはそのように丁寧に対応するのは日本人が繊細だからではないかと思うのです。

むしろ、そのような対応だと自分で考え、答えを導き出していないので甘えてしまうのではないか?とも感じます。

叱って罰を与える(ここでいうTime out)ことで、先生が何も言わなくても、「何がいけなかったのか」「なぜ叱られたのか」「どうすればよかったのか」など、自分で考えるようになります。

すると、自分で考える力が深まったり、状況を把握する力がつくと思うんです。

もちろん、どちらが良いか悪いかという話ではないですが。

せ:なるほど、そういう考え方もあるのですね。勉強になりました。

今日は様々なお話をいただいて大変勉強になりました。お忙しい中、長時間ありがとうございました!

Kさん:ありがとうございました。

インタビューを終えて・・・

インタビューをさせていただいたのはこれが初めて。

そのため、上手く話を引き出せなかった面もありましたが、どの質問にも終始笑顔で丁寧に対応してくださったけんさん。

話も上手で、私などよりよほど人間が出来ている!と感じました。

親しくさせていただいている方が以前、「多言語を話せる人は考えが深い」と言っていましたが、まさにその通りだと感じました。

実際に幼少期を海外で過ごされた方のお話は実に貴重で、今後に大いに役立たせていきたいと思いました。

けんさん、本当にありがとうございました!

☆けんさんプロフィール☆

2歳の時に父親の仕事の都合でホンジュラス(中米)に渡り、中学生の時に日本へ帰国。

現地ではインターナショナルスクールに通い、多言語の中で育つ。

帰国当初は日本語が話せなかったため、独学で勉強。現在はスペイン語、英語、日本語の3か国語を話す。

現在、上智大学国際教養学部在籍。

 

 

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。
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