おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳”と”ココロ力”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
昨日、重度自閉症をもつ東田直樹さんの著書を紹介しました。
そしてその話をアメリカ人の友人にしたところ・・・
アメリカと日本では、障害の捉えかたにずいぶんと違いがあることが分かりました。
障害は個性。すぐに認めて受け入れるアメリカ。
アメリカでは、障害に対するサポート体制がとてもしっかりしています。
例えば、障害を持っていて幼稚園や保育園に毎日通うことが難しい子には(日本でいう、いわゆる待機児童の子も含む)、専門家の先生が週一回など、ペースに合わせて家にきてくれて、小学校へ入ってから遅れをとらないよう、フォローしてくれるサポートがあるのだそうです。(もちろん、州によって違いはありますが・・・)
しかも、そのサポートはすべて無料で受けることができるのです。
そのようなサポート+人種のるつぼとして多様性を受け入れる文化があるからか、保護者も自分の子どもの障害に対して前向き。
「もしかして・・・?」
と思うことがあれば、すぐに検査をしてもらい、もし障害があることがわかれば、専門家のサポートを積極的に受けるのだそうです。
その理由は、”その子に合った成長サポートをするため。”
いつまでも障害を認められずにいると、その子が本当に必要なサポート、適切な対応が受けられません。
それにより、その子に本当は育つはずだったものが育たなくなったり、成長の種をつぶしてしまったりすることを一番恐れているのです。
障害は、あくまでその子の個性であるという前向きな考え方が多いのです。
(もちろん、中には偏見を持つ人もいますが・・・)
vs障害=マイナス。なかなか受け入れられない日本。
それに対して、日本はまだまだ”障害=マイナス”という意識が蔓延しているなと感じます。
教育現場でも、障害をマイナスだと思い込んでいるからこそ、自分の子が障害を持っていることを認めらず、適切な対応やサポートを受けられていない子の姿をたくさん見てきています。
もちろん、障害を持っているという事実に、とまどったり悩んだり、不安になったりすることはもちろんあるでしょうし、それが悪いことではありません。
しかし、「うちの子は違う!」とかたくなに認めずにいることが、子どもにとって大きなストレスを与えている可能性は大きいのです。
障害をマイナスだと思い込んでいるのなら、ぜひ昨日も紹介した『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』を読んでみてください。
すぐには無理でも、”たとえ障害を持っていても、自分と同じように考え、感じている”ということが分かれば、障害への恐怖や不安は薄れていくものです。
子どもが伸びる環境を用意してあげるのが大人の役目。
今回は障害のことにフォーカスしてきましたが、障害を持っていようと持ってなかろうと、 あなたの子どもが一番伸びる環境を用意してあげるのが大人の役目です。
周りの流行の教育や情報に流されることなく、
”あなたの子にとって”どんな環境やサポートがいいのか
”あなたの子どもが必要としているサポートは何か”
ということにフォーカスしていてくださいね。
子ども&あなたの可能性は無限大!
この記事を書いた人

- 代表
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世界×教育=せかいく代表の関口真美です。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴12年以上になります。
これまで4,000人以上の子ども達、保護者と関わってきました。
その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまう親の相談に多数のってきたことから、
「よりお子様の特性・御両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」
と思い、世界の文化・価値観と教育を掛け合わせたペアレントトレーニング、“フルオーダーメイド教育コンサル”やセミナー・講演を行っています。
『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットーです。
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