幼児期から土に触れるべき理由

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最近、土を触ったことはありますか?

おだんご作りの回でも触れましたが、子どもたちの中にも、『土や砂に触れない』という子が少しずつ増えています。

親が触らせることに抵抗があったり、服が汚れることを気にしたりすることも、触れない要因の1つになっています。

しかし、『人間と土』は切っても切れない関係にあるといっても良いくらい、密接に関わっています。

今日は土がもたらしてくれる素敵な効果をご紹介します。

☆幼児期に土に触れることは「本来の自分」を表すといわれています。

土に触れることで五感が刺激され、土の中の雑菌に対する抵抗力を養うことができます。また、土という自由に変形する可塑性が手を鍛え、大脳を刺激します。

さらに、幼児(人間)は集団生活の中で成長し、活動していますが、その元になる生命活動が、土に触れることによって活発になってくるのです!

したがって、人生の核を作る(原点にあたる)幼児期に、「どろんこあそび」などを体験することは“とても良い”ではなく、“子育てに必須”の環境教育の1つとしていかなければならないと私は考えています

花を植えたり、野菜を育てたり、草むしりをしたり、砂場で みんなと一緒に想い想いのものを作ったり(山やトンネルなど)…

砂山に水をかけて固め、両側から崩れないように穴を掘ってトンネルを作り、その山のなか(トンネル内)でお互いの手を掴んだ時の子どもたちの表情はなんとも言えない、素晴らしいものです。

土との関わり・土と触れることは、人間社会の中で逞しく生きるための必須の要件なのです。

土と関わることは子どもの時だけではなく、大人になってからも大きな効果をもたらします。

その効果とは!?…それは明日、お伝え致します。

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム . 発達 2015.05.03

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