おんぶにもあった!文化の違い~おんぶはアフリカ式と日本式!?~

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みなさん、最近『おんぶ』はしていますか?おんぶとういと、どのような印象があるでしょう。

おんぶといえば、寒い時期には半纏をはおりながら赤ちゃんをおんぶしてあやす・・・という日本の伝統風景(!?)を思い描く私。(古い?)

そんなおんぶとは海外でもよく行われているのでしょうか?海外の方が子どもをおんぶしている姿はあまり見かけないかと思いきや・・・

実は、海外にもおんぶをする習慣はあります。英語ではおんぶは

”piggyback”といいます。

ただ、私が少し日本と違って面白いなと思うのは、子どもを背中合わせにおんぶすることがあるということです。

よく海外の旅行者でお父さんなどが子どもを背中合わせにおんぶしている姿を見たことがありませんか?

あの姿は日本人ではなかなか見られない姿だと思っています。また、おんぶにも海外式と日本式があり、それぞれおぶう位置に違いがあることも新鮮です。

海外(西洋)のおんぶはアフリカ→ヨーロッパ(移民など)→アメリカというようにおんぶの文化や方法が伝播されたと考えられています。アフリカ人は骨盤が前傾しているので、お尻に子どもをのせて、それを布で巻くのです。そのため腰に子どもが乗っている状態になります。(これだと子どもが何も見えないので教育的なメリットはあまりないようです。)

それに対して日本式では背中の上部で子どもをおぶいます。

こちらは子どもが生活のなかで親のしていることを背中から見ることが出来るため、生活全般の教育や躾への大きな効果が期待できます。おんぶして調理をしていると、子どもも料理の仕方を覚えるので1歳になるころには、お鍋のお湯が沸いたことや野菜の切り方などを覚えてしまうこともあるのだとか。すごいですね!

また、アフリカ式では子どもの顔が見えませんので不安もあるかと思いますが、日本式では子どもの顔が見える位置(子どもが親の背中から親が何をしているかわかる位置)にありますので不安が少ないと思います。

最近ではおんぶを嫌ってあまりやらない親御さんもいるかと思いますが、子どもがおぶわれることで親と同じ目線になり、やっていることを見ながら自然に覚えられるという教育的にも優れた一面があります。

また、家事の間、ポツンといるよりは、背中に子どもがいた方が、状態がわかって安心ではないでしょうか。(おぶうのも楽ではないことは分かっていますが・・・)おぶうことで、子どもとの距離も近くなります。

今はさまざまなおんぶ紐も出ていますので、しっかりと試して自分に合うものを選び、今一度おんぶの効能(!?)を見直してみて下さいね!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム 2015.01.08

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